日本ダービーってどうやって出られるの?

ねぇロマン先生〜!“ダービー”ってよく聞くけど…そんなに特別なレースなの?

ダービーは“すべてのホースマンが夢見る舞台”って言われているくらい、特別なレースなんだよ!

え!?そんなにすごいの!?

競馬に詳しくない人でも、“ダービーだけは見る”って人がいるくらいの大イベントで、まるで競馬界のお祭りだよ!
有馬記念と並ぶ国内トップクラスの盛り上がりを見せるG1なんだ!あと“3歳の頂点を決める舞台”だから、生涯一度きりのチャンスでもあるんだよ

わあ…そんなに夢が詰まってるレースなんだね!

まさにその通り!だから出ること自体が名誉で、ホースマンもファンも、この舞台にかける思いはものすごく大きいんだ!

なるほど〜!でもそのダービー、誰でも出られるわけじゃないんだよね?

そうなんだよ。実は出走できるのは18頭だけの超・狭き門。その座をかけて、各地のレースでし烈な争いが行われているんだよ!
日本ダービーに出走する──
そんな夢を追いかけて今週末、“ダービーへの切符1枠”をかけた特別なトライアルがあるんです──
それが、プリンシパルステークス!
なんとこのレース、1着馬にだけダービーの優先出走権が与えられるという、まさに「ダービーへのラストチャンス」!
そんな大事な一戦に、とんでもない素質馬が出てくるというウワサが……?
レイニングってどんな馬?

その名は──レイニング。
戦績はまだ1戦1勝。ですが、ただの新星じゃありません。
昨年11月の東京・新馬戦(芝1800m)で、すでに多くのファンの心を掴んでいます。
一番の魅力は、その末脚。
直線では後方から一気にごぼう抜き。しかもラスト600m(いわゆる“上がり3ハロン”)はなんと──
▶︎ 32.9秒!
これは歴代屈指の名馬・イクイノックスが2歳時の重賞(東スポ杯2歳S)で出した驚異の数字とまったく同じなんです。
しかも…なんとその時、ムチを一発も入れていないというんだからびっくり!
まるで「スイッチが入った瞬間、勝手に加速していく」ような走り。
見る人すべてに「この馬、ただ者じゃない…!」と思わせた一戦でした。
実は半年ぶりのレース…だけど?
そんなレイニング、実はあの新馬戦から約半年ぶりの出走になります。
というのも、脚部にちょっとした不安が出てしまい、無理せずじっくり休養してきたんです。
だからこそ、今回のプリンシパルSは本当に大事な一戦。
ブランク明けとはいえ、あのデビュー戦を見る限り、潜在能力は出走馬の中でもトップクラス。
仕上がりさえ整っていれば、いきなり勝ち切る力があっても不思議じゃありません。
国枝先生と“ダービーへの想い”
さらに注目したいのが、レイニングを管理する調教師──国枝栄(くにえだ・さかえ)先生。
アーモンドアイを育て上げた名伯楽であり、今年ついに調教師として定年を迎えることになりました。
つまり、今年がラストダービー。
そして現時点で、国枝厩舎でダービー出走が見込めるのは、ほぼレイニングだけなんです。
「最後のダービーに、どうしても送り出したい」──
そんな想いが、この1頭に託されています。
ダービーへ、夢をつなぐ一戦!
プリンシパルステークスは、“ダービー前の前哨戦”というだけではありません。
ここで勝たなければ、夢の舞台には立てない。
まさに「負けられない戦い」がここにあります。
そしてその舞台に、
▶︎ とんでもない末脚を持つ天才肌
▶︎ 半年の時を経て帰ってきた怪物候補
▶︎ 名伯楽・国枝先生のラストダービー候補
そんな魅力を全部背負ったレイニングが挑もうとしています。
──これは、応援せずにはいられない。
最後に
競馬には「ドラマ」があります。
それは、勝った負けたの結果だけじゃなく、そこに至る過程や想いを知ることから始まるもの。
今回のプリンシパルステークス、ぜひレイニングという馬の走りに注目してみてください。
そしてもしかしたら、あなたも思うかもしれません。
「この馬が、ダービーに出てほしい」って。
一緒に、夢を見ましょう!
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